2015年12月5日土曜日

ウチワヤンマのヤゴ

 魚調査の折、ウチワヤンマのヤゴがいました。
 初めてみました。
by hana


 ウチワヤンマの幼虫は、水深の深いところにいるために、採集や観察が難しいとされています。(日本のトンボ 2012 文一総合出版参照)
 見た人はそんなにはいないのでは・・・
 翅芽(将来翅になるところ)が見えるので、終齢なのでしょうが、来夏には羽化ですね。ウチワヤンマの幼虫は、幼虫期間が1~2年とされていますが、セミの幼虫と同様に、栄養状態によるのでしょうか?
by yamasanae


2015年11月5日木曜日

2015.11.05 You ・遊・広場

 つくば市社会福祉協議会からの依頼で、今年も、You ・遊・広場のメンバーが宍塚にやって来ました。

ふれあい農園から大池・ゲンベーヤマを一周。足元からはバッタ、イナゴ、アカガエルが次々飛出し、小春日和の暖かな日差しを浴びながら、のんびりと歩きました。


 散歩の後は、ファーマーセンターで、先日収穫したサツマイモの衣巻をしました。朝夕の寒さが応えるようになると、小屋の中のサツマイモ、寒さで傷みます。傷がないかを確かめながら、一本ずつ丁寧に新聞紙で包み、発泡スチロールの箱におさめました。


 自然を楽しむだけでなく、簡単な作業を毎回準備します。人の役に立つこと、人が喜んでくれることを加えるのも、この活動の大切なメニューです。皆、とても気持ちよくやってくれました。

 これで収穫祭用、案山子送り用サツマイモの準備ができました。

by hanaさん(大池メールから転載)


 『You・遊・広場は、様々な悩みや対人関係などから、学校に行きづらくなったり、引きこもりがちになってしまった思春期以降の子どもたちや、青少年たちが気軽に訪れることができるコミュニケーションスペースです。「不登校やひきこもりの時間を悲観するのではなく、人生の途中下車を、心を楽にしてゆっくり楽しく、共に歩んで生きましょう」という思いで始めました。
 ゆっくり遠回りしてこそ、いろいろな景色が見えてくるのです。一人で悩まず、この場所にふら~っと気軽に訪れてくれることを願っています。』

 毎月第1木曜日と第4水曜日に、吾妻交流センターなどで活動しているようです。
by yamasanae



2015年10月31日土曜日

2015.10.31 富士通労組との活動

 10:30~16:00に、宍塚大池にて富士通労組(22名)と会(3名)と市民(2名)の協働による外来魚駆除の活動が行われました。
 普段は都会での生活、里山の豊かな自然に触れて童心に帰った様に終始楽しそうに活動されていました。職業柄なのか、する事なす事に丁寧さが垣間見れました。例えば活動のしおりやスケジュール表の緻密さ、食べたお弁当の容器を一人ひとりが丁寧に整えてまとめる等々。さすがは富士通さん。商品も信頼出来るわけですね。

<活動内容>
①里山散策
 →小さな一つの木の実から植物の戦略を伝える.
里山散策
②大池の過去から現在の様子と会の取り組みの歩みを伝える
③釣り用の竹竿づくり
篠竹で竿をつくります
④定置網による捕獲生物の観察
⑤外来魚釣り大会
 →ギルが34匹、バスが1匹、フナが3匹(こちらは池に返しました).
外来魚釣り大会の様子
⑥ブルーギルとバスの解剖
 →胃の中から食性を知る

 富士通労組のみなさん、社会貢献している、出来たと、楽しそうに満足気に話されていました。きっと良い思い出、体験、学びになったコトと思います。
by 美しき人生さん(大池メールから転載)


※ hanaさんから、ギル34匹(⇐25匹)、フナ3匹(⇐2匹)でしたとの修正があり、訂正してあります。 
yamasanae


2015年10月30日金曜日

この虫は?口はどこ?

  茨大の学生たちがアシを刈っている時見つけました。
  アシの皮をはぐとずらり、カイガラムシ?

  結構大形。シジュウカラなどの冬季の食べ物?
  しかし口など体の部品がどうなっているのか・・・



by  hanaさん

hanaさん
 シジュウカラもそうですが、冬に宍塚でも見かけるオオジュリンの大好物のビワコカタカイガラモドキ。葦(アシ)の葉をパチパチと千切って、探し当てます。
 構造はよく分かりませんが、いずれ、カメムシ目で、カイガラムシ上科に属するので、葦の汁を吸っているのでしょうね。
 笹に、タケカタカイガラモドキという仲間がいるそうなので、見つけてみたいものです。
by yamasanae


2015年10月25日日曜日

オーナー米の発送の合い間に

 決して、怠けていたわけではありません。休憩時に作業を行っていたところの前の田んぼを観察
チュウサギがまだ残っていました
すごく一杯 アキアカネが田んぼで産卵
タカブシギが蓮田で餌さがし
 by yamasanae



2015年10月18日日曜日

ジオパーク学習会を開催

茨城大学名誉教授、天野一男先生を迎え、ジオパーク学習会を行いました。

 茨城県の県北、県中央にかけて、袋田の滝、八溝山、五浦海岸・常磐炭田・平磯海岸など、多様な地形を有する自然公園がありますが、この地域は2011年茨城県県北ジオパークとして日本ジオパークネットワークに加入しました。天野先生は、加入のために中心的に役割を果たされました。

 学習会では、以下のようなお話を伺い、筑波山地域において取り組む課題も見える大変有意義な学習会でした。
  • 県北ジオパーク認定に向けての取り組みと認定後の活動
  • 茨城大生の主体的な活動と企業、銀行、行政との連携
  • インタープリターの育成とその活動など
 地域振興策としても大切な取り組みであり、行政の理解に得ることによって、取り組みが大きく進むとも感じました。

16:00までの予定が、終了したのは17:00

 参加者は、土浦市7名、つくば市6名、牛久市、阿見町、かすみがうら市各1名でした。


by hana


※インタープリター
  「通訳」が一般的な訳ですが、自然との仲介や解説をする人の意味に使われる。
by yamasanae


2015年10月16日金曜日

シロミノコムラサキ

by hanaさん


 鋸歯が葉の上半分までなので、コムラサキですが、白実の品種は、シロミノコムラサキ。
ムラサキシキブは、葉の全体に鋸歯があり、その白実の品種は、シロシキブといわれます。
by yamasanae

2015年10月10日土曜日

10/10の宍塚 里山の風景

 10日午前、宍塚米オーナーに発送する米をつくば市の茨城市民放射能測定所に測定を依頼した帰り、宍塚の里山に立ち寄りました。新田に入ると田んぼの学校の稲刈が始まっていました。稲刈りは午後と17日にも実施するそうです。
     

 田んぼ塾の隣の田んぼでは里山さわやか隊のMa隊長たちも稲刈りをしていました。案山子たちの顔も役割を果たして誇らしげに見えました。

   
 宍塚米オーナー制の田んぼは稲刈りもすっかり終えて晩秋の雰囲気を漂わせていました。自然農田んぼ塾の田んぼは稲刈りを待つばかりで、そこでIさんが蝶の幼虫を探していました。
 果樹園は草に覆われていましたが、くっきりと白い花が遠くからでも見えて美しかったです。

   
 宍塚大池では秋らしい落ち着いた風景の中で3名程が釣りをしていました。

 堤防の下ではMuさんが一人で草刈をしていました。立ち止まって聞いたところ、明日の里山さわやか隊の活動に参加できないから今日来てやっているとのことでした。
 人が大勢通ったと言っていましたので、多分土曜観察会の人達ではないでしょうか。
 

 あっという間に昼になったので急いで家に帰りました。
by 独活さん
(大池メールから転載)


※果樹園の白い花は、ユウガギク(柚香菊)のようです。
by yamasanae



2015年9月29日火曜日

宇宙イモ

 ふれあい農園の中央にあるスペースは、Abさんが珍しいものを育てたり、彩られた瓢箪が野菜たちの間で怪しげに・・・。楽しい空間です。 
 今、黒っぽい大きなジャガイモのような、しかし稜が立ち、異様な物体、「宇宙イモ」が実っています。ネットで見ると美味しいとあります。
 ご覧ください。
by hanaさん
(大池メールから転載)

追記 yamasanae
 この植物は、東南アジア原産のヤマノイモ科の植物。ということは、これは巨大ですが、・・・・・


五斗蒔谷津で


ナツアカネ ♀
コブシの実
実を割るといい香り、そして種
オオヒナノウスツボ(ゴマノハグザ科)
ゴキヅル(ウリ科)の実は独特

by hanaさん


ゴキヅルの実は、お化け提灯のように横にパカッと割れ、種を播くのがユニークですね。
by yamasanae


2015年9月18日金曜日

オニバス

皆さん
 宍塚大池のオニバスは太平洋側の北限にあるものとして、大変貴重でした。しかし、アメリカザリガニなどの影響で宍塚大池では現在は見られません。
 絶滅を危惧し、大池で採取した種からの保存を何ヶ所かで継続して行ってきました。昨日その中の一カ所、常総市のOさんの池(菅生沼の近く)を訪ねました。
 池いっぱいに、今年もオニバスが育っていました。写真をご覧ください。
2015.09.17
 Oさんが大池のオニバス系統保存を開始されてから、今年で12年目です。 
by hanaさん
(大池メールから転載)


※ 1992年のオニバスサミットの資料では、当時、北は、日本海側の新潟県、太平洋側は宍塚大池、南は、鹿児島県川内市とされています。
yamasanae追記


2015年9月16日水曜日

秋ですね。

 筑波大生物資源学類の実習の下見で、歩いてきましたが、キノコたちが目立ちました。
 ちいさなお地蔵さんのようだったのは、シロオニタケでしょうか。



 キノコの上に生えていたキノコは、ヤグラタケ。

 落ち葉の上の不思議な模様は、なんだったのでしょう。
 粘菌のような気がしますが?

 ヤブランの紫の小さな花も珍しく全開でした。
 ヤブランという名前ですが、ユリ科(キジカクシ科)だそうです。
by yamasanae


2015年9月13日日曜日

観察路の草刈で

 観察路の草刈に行ってきましたが、すごい草でへばっていると、Kaが来てくれて、助かりました。
 とはいえ、草刈りの合間に、色々見つけて楽しんできました。
栗崎の観察路

 あまりなじみのないアレチヌスビトハギやアメリカキンゴジカを発見。どちらも近年の外来種。
アメリカキンゴジカ 亜米利加金午時花
 ゴジカ(午時花)という花があるのですが、こちらの花は橙色。似ているのでしょうか?在来のキンゴジカは、葉の上半分だけ鋸歯があるそうです。

 クズには、見たことのないカメムシ。メンガタカスミカメ。前胸部背面の円形の黒い紋を目に見立てているようです。
メンガタカスミカメ 面型霞亀

 カナムグラには、コカマキリ。結構いい型でした。
コカマキリ 小蟷螂

 帰り道には、ムモンホソアシナガバチ。もう女王候補たちが集まっているのでしょうか?
ムモンホソアシナガバチ 無紋細脚長蜂
by yamasanae


2015年9月6日日曜日

久しぶりに、ナンバンギセル

 下草のなかで、ナンバンギセルが咲いていました。久しぶりです。


 イネ科やショウガ科など幅広い単子葉植物に寄生するそうですが、何に寄生しているのでしょう?

by yamasanae

※ hanaさんから
 ススキに寄生しているのだそうです。